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2005年位までは、探偵が調査で暗所の撮影を行うには、当時はまだカメラやビデオの性能が低く、赤外線カメラや暗視スコープなどが注目を集めていました。しかし、本格的なデジタルの時代に入って、高感度撮影が可能な製品が発売され一般化すると、まず暗視スコープの必要性が下記の理由から低下していきました。
2016年時点では、調査で夜間暗い場面でも撮影が可能なカメラやビデオがありますし、それでも暗ければデジタルですから、撮影後に明るさをある程度修正することもできます。(下記の写真参照)
カメラの撮影はソニーのTX300VとカシオのEX-100を使用、ビデオの撮影ではGZ-N11(最低照度1ルクス)とソニーCX520V(最低照度3ルクス・赤外線対応)を使用した結果。
下記のように、夜間に強い(オートでISO感度12800以上設定可能-ISO感度100が明るさの標準)のカメラだと、明るさを修正することなく、手持ちでそのまま撮影する事ができます。(下記の写真はF2.8のレンズでISO感度12800で撮影)
HSナイトショット機能を使えば手持ちの撮影で、ほとんど暗闇でも対象の被写体をシッカリと撮影することができるようになっています。
街の明るさは何ルクスか
上記のように、市販のデジタルカメラでも機種の選択さえ間違わなければ、深夜でも昼間のように明るく撮影できます。但し、全く明かりのない場所での調査では、赤外線ライトを使用した撮影を行う方法がベストです。
暗闇(周囲に明かりが全くないような)を撮影するには、高感度カメラでも対応が厳しい場面(特に地方の田園地帯や山の中など)も起こり得ますから、そのようなシーンでは赤外線対応ビデオと赤外線ライトを併用して撮影するのが、最も効果的な調査の方法です。
小型赤外線投光器
右の赤外線ライトは小さいですが、従来の赤外線LEDランプを使用していた1時代前の(性能の割りに巨大)ものと比べると「赤外線LED150個分のパワー」があり、特殊レンズを採用している為、カタログ値で約250mの到達距離という事です。原子力警戒区域動物レスキュー用に製作したものを筐体を強化プラスチックなどにコストダウンして商品化したもので、自衛隊の記録撮影などに使用されいるものを商品化したシリーズの1つです。上位機種には到達距離500mの製品もあります。サイズは、11.5~10.5cm(スポット/ワイド ズーム機能付)
調査で実際に、赤外線対応ビデオと併用して使用した感じでは、赤外線は場所によってですが50~100m程度の到達距離は実感できました。(今の日本では人が住んでいる地域は予想以上に明るく、山中などへ行かない限り、僅かな照明や月明りなどの影響でも基準の暗闇の下限値が上がってしまい到達距離が短く感じられるという事です)探偵が調査で使うにも、余程暗い場所での撮影の必要性がない限り、普段の調査では出番はまずありませんが、いざという時の為に備えは必要ですから。
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ルーメン(lm)という単位は光束と呼ばれるものの単位で、「人の目が感応認識する光を光束」と表現してその量をルーメン(lm)で表してるのですから、人の目に見えない赤外線や紫外線の強さはルーメン(lm)という単位であらわすのが、そもそもの間違いです。
ルーメンとワットの関係は、波長555nmの緑の1Wの光の量を683ルーメンと定義されています。「1 W = 683 Lm atλ=555nm × 比視感度係数」したがって、見えない赤外線は比視感度係数がゼロですから、ゼロを何倍しても「0」です。(目に見える可視光線の波長は380nm~780nmの範囲です)
赤外線ライトの明るさを、「●●●ルーメン」と言っている探偵事務所があれば、お客様が光の単位を知らないのにつけ込んで客寄せをしていると考えてよいと思います。気をつけてください。
ちなみに、下の表は、一般的な白熱電球とLED電球の明るさの対応表です。 何ワットが何ルーメンに相当するか、参考にしてください。
それと、電球が熱を持っている事はご存知のように、あまり光が強いと熱を持ちますから、可視光線でも数千から1万ルーメン以上の光の束を絞って照射すると距離にもよりますが燃えやすい可燃物なら発火してしまう危険もあります。
肉を焼くときによく効く遠赤外線(15-1,000 µm)も赤外線の一種ですが電磁波に近い性質を持っています。赤外線カメラなどに使われる赤外線は近赤外線(0.75-1.4 µm)と呼ばれており可視光線に近い性質を持っています。G8リサーチが使用している赤外線ライトも3~5分程度連続で照射すると徐々に熱くなり40度ぐらいの熱を持ってきます。操作に影響はありませんが、その点は気になるところです。