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探偵の撮影用光学機材の基礎知識
昼間の明るい場面ではあまり差は出ませんが暗い場面では大きな違いがでます。同じISO感度ならレンズが明るければ、その分シャッター速度を早くできます。
綺麗に取れるかどうか(探偵の調査現場では)は、明るい場面ではあまり差は出ませんが暗い場面では大きな違いがでます。同じISO感度ならレンズが明るければ、その分シャッター速度を早くできます。(動いている対象の被写体ぶれが起きにくくなる)
レンズの明るさは簡単に言うと「レンズを通す光の量」でレンズの明るさは「開放:F値」(計算式は「F値=焦点距離÷レンズ直径」)で表示されています。(絞りとは光量を調節することで、その絞りを全開にした時を「開放」といいます)
つまり、わかり易く簡単に説明すると「F値が少ない方がレンズが明るく」、複数のカメラやビデオを「F値だけ」で比較するとF値の数値が少ないカメラ・ビデオや、レンズの方が性能が高いと言えます。
探偵の調査現場(特に夜間)では、大きなメリットが発生します。わかり易く、例をあげて説明します。
一般に月明りで1ルクスぐらいの明るさと言われていますから、その位の明るさの場面を想定して説明しまと、「レンズの明るさがF2.0」「ISO感度6400」で1/30秒で明るく撮影ができる環境の場面で、「F2.8のレンズ」のカメラだと1/30秒で明るく撮影しようとすると、感度を倍の「ISO感度12800」まで上げないと、同じように明るくは撮影できないという事です。
また、F値が2.8のレンズのカメラで、ISO感度が3200までしか上げられないカメラだと、同じ明るさで撮影しようとすると、シャッター速度が1/7.5秒となり、動いているもの被写体(対象者)を撮影すると「被写体ぶれ」が発生し、静止している物はぶれずに撮影されているが、対象者の像が流れてしまい探偵の写真としては使用できないような写真になりやすい結果となってしまいます。そのカメラで1/30秒でシャッターを切ると4倍暗くなり人物の判別が困難な写真になりやすい事になります。
カメラやビデオの説明書にはレンズの明るさは「W1.8~T4.9」というように記載されています。これはズームをしたときにレンズの明るさが変化する事を意味しており、W1.8のWとはワイドのことで、ズームの広角側ではF1.8の明るさですが、ズーム機能を使って望遠側(Tはテレの意味)にするとF値はF4.9まで暗くなることを表示しています。
探偵の調査現場では全くズーム機能を使わないという事は想定できませんから、レンズの明るさはズームを使っても広角側の明るい数値に近いもの程、良いレンズという事になります。ですからズームをしてもF値が変わらないレンズは高級品というわけです。よくカメラの世界で高級ズームレンズの事を「ニッパチの通し」「10倍」という事が言われますが、これは広角側がF2.8で10倍のズームをしても全くレンズが暗くならないという事を意味しています。
実際に、F2.8の10倍のレンズでISO感度が12800まで使用できるデジタルカメラだと、首都圏でしたら暗くても殆どの場面で(下手なビデオよりも明るく撮影可能)の調査に対応できます。
2015年末現在だと、レンズの明るさと感度(ISO)をどこまで上げられるか(各製品のカタログから参考に-やマルチショットでの感度やレンズ交換式のカメラは除く)
製品名 | レンズの明るさ | 光学ズーム倍率 | 最高ISO感度 |
ソニーDSC-RX100M3 | W1.8~T2.8 | 2.9倍 | 12800 |
キヤノン G9 X | W2.0~T4.9 | 3.0倍 | 12800 |
オリンパス STYLUS 1s | W2.8~T2.8 | 10.7倍 | 12800 |
カシオEXILIM EX-100 | W2.8~T2.8 | 10.7倍 | 12800 |
オリンパス XZ-10 | W1.8~T2.7 | 5.0倍 | 6400 |
カシオ EX-ZR3000 | W2.8~T6.3 | 12.0倍 | 6400 |
パナソニック TZ 70 | W3.3~T6.4 | 30.0倍 | 6400 |
SONY DSC-HX90V | W3.5~T6.4 | 30.0倍 | 3200 |