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探偵や調査業者がビデオを証拠撮影に使用するのが普及し始めたのは、1990年代に入りシャープから「液晶ビューカム」やパスポートサイズのCMで有名なソニーの「ハンディカム」などが発売されてからです。
当時はまだ、デジタルカメラの性能も悪く、フィルムカメラに取って代わるまでの性能はまだ期待できない状態でした。夜間の撮影やズーム機能・手軽さを考えると必然的にビデオでの撮影が中心となっていきました。
調査で探偵がビデオを使用するのが一般化するまでは、一眼レフカメラやコンパクトカメラ(フィルム式)による撮影が主体ですから、現像するまでどのような写真が出来上がってくるかわからない事や夜間の撮影(原則としてフラッシュは使用できない)などに対応するには、高感度のフィルムを使用したり、一眼レフで明るいレンズを使用、またコンパクトカメラを赤外線対応に改造したりして、ある意味で苦労していたものです。
その意味では、素行調査や浮気調査で小さなバックに入れて持ち運びできるサイズのビデオカメラ「CCD-SC55」と、その後継機「DCR-SC100」の出現は探偵にとって革命的な出来事でした。その後、ビデオは調査の必需品(標準装備)となり、miniDVテープの時代を経てカード(メモリーカードやSDガードなど)に記録する方式に変わり、画質がハイビジョン化してもその流れは2014年末現在まで続いています。
赤外線機能付きビデオ
HDR-CX520V
今後のビデオの選択肢としては、2012年頃よりデジタルカメラの性能が向上(特に高感度に対応)してきているのと、同時に動画(ハイビジョン)撮影機能も充実してきています。2014年末現在は、まだビデオとカメラの併用が一般的ですが、今後もこの流れが続くかはわかりません。新製品の性能次第だと思います。
東京G8探偵事務所では調査現場で使用する機材は、市販のものをベースにして、より使いやすいように手を少し加えています。
ソニーを例にとると、ここ数年はファミリー向けの仕様が主流となり、高倍率(光学ズーム)化が進みました。同じセンサーの大きさで、高倍率にしようとするとレンズが大きく、暗くなります。それを避けるにはセンサーを小さくして、レンズの直径を大きくするしかありません。
しかしセンサーを小さくすると解像感がさがります(特に暗いシーンで)。調査用としては、結果として「昼間は良いが暗さに弱い」(いわゆる運動会向けのファミリータイプ)ビデオがここ数年の間に多くなってしまいました。このようなファミリータイプは調査用には向いてません。特に夜間の撮影では。
なお、直近ではセンサーを大きく(1型センサーを採用)して、高画素化を図り、画質を向上させた4K(約800万画素)対応のビデオがソニーから出てきました。この機種は、小型化を進めた為にレンズは比較的暗い(F2.8 ~ F4.5)ですが、センサーが大きい為に高感度化が可能で、最低照度が、1.7ルクス(ズームをすると暗くなる)となっています。しかし、探偵が調査で使用する点から考えると、製品の大きさなどからは、カメラの一眼レフと同じで車の中から使用するにはよいと思われますが、それ以外の使用は(大きさの点から)まだ現時点では大きなハードルがあります。(2015年3月末時点での感想)