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名機「DSC-F77」

Cyber-shot「DSC-F77」を調査で使用した評価

2002年11月に発売された、有効画素数400万画素のレンズ回転式デジタルカメラです。発売されて約1ヶ月後の12月に購入して、2007年の2月に故障(現在は修理してあり可動可です)して「SANYO Xacti DMX-CG6」を購入するまでの約4年強の間、東京G8探偵事務所が調査で使用していた時の評価です。

名機だったと評価してよいカメラです

現在の基準で考えると、旧型としか言えませんが、煙草の箱よりも少し大きいサイズのこのカメラに、当時は素行調査浮気調査などで非常に助けられました。あくまでも「当時としては」という言葉が付きますが「名機だった」(過去形ですが)といっても良いと思います。

軽量ミラーレス一眼カメラ

SONY Cyber-shot TX5

重宝した「DSC-F77」の特徴

光学ズームは無くデジタルズーム倍率が約3.5倍と遠距離では仕えませんが、明るい時間帯から夜の街中まで、相手に接近していても気づかれず撮影することが可能でした。

対象者と1~2メートルmも離れていればOKで、4~5メートルも距離があれば、ほぼ安全圏でした。このカメラの特徴で重宝したポイントは次の2点です。

  1. 小型の回転式レンズなので、構えて撮影する必要が無い(腰だめでOK)
  2. P(プログラムオート)にすれば、暗くてもシャッター速度が「1/30秒」よりも遅くならない(夜間でも動いている対象者の被写体ぶれが、起こりにくい)

この2つは、その後の東京G8探偵事務所のカメラ選びの基準になったものです。

つまり、これ以降に販売された、たとえ最新のカタログ上は高性能機種でも、「腰だめで撮影可」「暗くても1/30秒のシャッター速度は維持(オート設定で)」の条件を満たさないと実際の調査現場では使いにくいか、役に立たないという事です。

この「DSC-F77」以降に発売された殆どのカメラは、シャッター速度を固定しない限り、プログラムオートに設定しても、暗い場面では1/8秒とか1/4秒までシャッター速度が落ちてしまうものでした。

おそらく、光学式の手ぶれ補正の機能などの機能がより性能が高くなった為に、撮影時に手ぶれを起こさない基準として「1/8秒とか1/4秒」をプログラムしているのでしょうが、静止しているものを撮影するならそれで良いでしょう、しかし探偵が調査で使用する場合には、対象が動いている場合も当然考慮しなければなりませんから、「被写体ぶれ」を起こし難いための性能としては、できれば1/60秒、最低でも「1/30秒以上の早いシャッター速度」は必要です。

「DSC-F77」の欠点

  • ズーム倍率が不足気味(接近用と割り切れば可)である
  • レンズがF2.8でもISO400では感度が低い(発売時点では標準クラスだが)

これらの事から、以後のカメラ選びは、次のようになりました。

  1. 腰だめで撮影するために(可動式のモニター機能付き又はカード型のカメラ)
  2. 夜間や暗所でも明るく被写体ぶれを起こさずに撮影するために(レンズが明るく、ISO感度が高く設定可能-プログラムオートで-なもの)
  3. 最低でもズーム倍率は(光学とデジタル合わせて10~20倍以上は必要)

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