恵比寿

＜名前の由来＞
渋谷区に位置する恵比寿はヱビスビールに由来する地名で、一般的にＪＲ恵比寿駅周辺のエリアの地名です、また目黒区の三田の一部も含めて一般に恵比寿と呼ばれることが多いようです。

＜概要＞
恵比寿には、サッポロホールディングスの中核企業であるサッポロビール本社や、同グループの複合型施設であるガーデンプレイスなどが所在し、ビール広場・ビール坂・ビール橋などの名称やアメリカ橋も有名です。 

＜沿革＞
恵比寿といえばすぐに思い浮かべるのが、まず西口駅前にある「えびす像」と駅ビルの「atre」や東口から近い「ガーデンプレイス」だと思います。

恵比寿ガーデンプレイスは、１９８２年にサッポロビール恵比寿工場を核とした周辺地域の再開発計画が立ち上がり、それを受けてサッポロビールは、１９８５年に工場の閉鎖を決定し、工場を移転（1988年に工場は千葉県船橋市に移転）、同時に工場跡地の再開発が進められ、ビール工場の跡地に1994年10月複合都市、「恵比寿ガーデンプレイス」が誕生しました。現在はお洒落なファッション店や飲食店などのイメージができてきています。

ＪＲ埼京線だと池袋まで約１５分、日比谷線で六本木まで約６分、秋葉原や上野へも２０～２５分程度です。

＜恵比寿の歴史＞
（現在のガーデンプレイスの場所にあった）に隣接する山手線上に、1901年ビール出荷専用の貨物駅（恵比寿停車場）として開設された事からはじまります。
このビールの商標にちなみ、駅名も（ゑびす）と命名され（駅開設当時の周辺地名は下渋谷）後に工場周辺を「ゑびす」と呼ぶようになり、1928年に駅周辺の地名も「恵比寿」となりました。

＜町名の歴史＞
現在の恵比寿一丁目は山下町、二丁目は新橋町および豊沢（とよさわ）町、三丁目が伊達（だて）町、四丁目が景丘（かげおか）町でした。
この中の伊達町の名称は宇和島藩の下屋敷があったことに由来しています。その他にも恵比寿には旧地名は町会名として残っており（豊沢町会、伊達町会など）。
また、恵比寿二丁目交差点を頂上とする坂を「伊達坂」と呼び、二丁目にある交差点は「伊達坂上」とも呼ばれています。