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昔(2000年頃まで)は、データ(data=資料)調査という言葉は、探偵興信所の業界でもそれほど使われていませんでした。せいぜい帝国興信所(現在の帝国データバンク-1981年社名変更)が使用ぐらいのもので、探偵業界内で現在のデータ調査と云われているものに該当する調査の大部分は、「特殊調査」「電調(電話での聞き込みの意味)」「与信調査」などと言われていたものです。
ただし、パソコンが普及しネット社会が発展するとともに、それらを纏めて、いわゆる少し「かっこいい名称」として、今使われている「データ調査」という名称を考案したのが1996年ぐらいでしょうか。
そのネーミングが良かったのかどうかわかりませんが、令和になった現在でも「データ調査」という名称を使用することをしています。
元々は、提供された資料や情報を基に、ネットや各種名簿などを利用したり、電話での聞き込み取材などの手段で調査する事を意味していました。
当探偵事務所が行っているのは、基本的に「調査」です。従って、内容によって日数がかがる場合もありますし、100%判明するものでもありません。
(data=資料)調査という名称が広まるとともに、それまで「調査サポート」などと名乗っていた一部業者のことを業界では名前が「情報屋」といっていたものから「データ屋」というようになり、各調査業者や探偵興信所か利用する全盛時代が、結果として2013年過ぎまでの約十数年続いた訳です。
したがって、2000年前後以降に探偵業界に入った多くの人は、安直にそれらの「旧:情報屋という」業者に頼っていた為、本来の調査手法である「資料を利用する」「聞き込み」「取材」という、「尾行」「張り込み」以外の調査ノウハウと技術の習得がおろそかになっていたといえるでしょう。
そういう業界の安易な風潮に対して、2000年ごろには別の考えを表明する業者なども現れ「自社で数十万件の情報」がある、業界全体で協力すれば」などと熱く語る方もいました。たしかに、その計算でいくと、仮に100社が協力すれば数千万件になりますから、当時のアイデアとしては興味ある提案でした。
2005年(平成17年)に全面施行となった個人情報保護法の影響などから、徐々に調査の難易度が高くなり、2012~13年を境として、それ以降は「いわゆるデータ屋」と言われていた業者も殆ど見かけなくなりました。
結果として、現在では「ロストテクノロジー」ではありませんが、失われかけた「聞き込み」「取材」「与信」に関しての技術とノウハウを持っている業者とそうでない業者の違いが大きくなっています。
この事は、尾行技術についても言えることで、同時期に全盛となった、「違法な手段によるGPSを利用しての調査」に頼り切っていた探偵業者とバイクなどを使って車両の尾行技術を磨いていた業者の技術の格差は現在では大きなものとなっています。
(資料・情報)調査に関して言えば、第一に、正しい調査手法で行うこと、第二は、今後は益々、取材・ネット・各種資料・名簿・聞き込みなどの基本になる「探偵の調査ノウハウ」の技術を高め、いわゆる「ロストノウハウ」にならないようにしていく必要があります。